先日、近所のドラッグストアでロート製薬の「メンソレータム エクシブWきわケアジェル」という商品を発見しました。
そのパッケージから「ひょっとして、新しい爪水虫の薬が発売されたの？？」と思い、思わず商品を手に取りました。
私は長年、爪水虫に悩まされてきました。
市販の爪水虫ケア商品をほとんど試してみた経験もあり、もしこれが新しい商品であればすぐさま購入して試してみたいと思ったのです。
「爪まわりなどの水虫治療薬」
「浸透ジェルが届きづらい爪ぎわからも治す」
爪に薬液を垂らしているイラストからも、新しい爪水虫の薬かと思ったのですが…
その商品説明をしっかり見てみると、衝撃の結果が！！
「エクシブきわケアジェル」は爪水虫にまったく効果がない。
パッケージの説明文や、配合されている有効成分をよく読んだのですが、エクシブきわケアジェルは爪水虫の薬ではないことがわかりました。
「浸透ジェルが届きづらい爪ぎわからも治す」との表現で、なんとなく浸透しづらいケラチンで出来た爪の内部まで浸透するようなイメージを持ちますが、実際は違います。
届くのは、爪と皮膚の境目にある”溝”であり、爪の奥に浸透することはありません。
エクシブきわケアジェルは、その名前の通り”爪の周りの水虫”をケアする商品だったのです。
パッケージの下の方に小さく書いてあります
「爪水虫は医師のもと、適切な治療が必要です」
爪水虫に効くとはどこにも記載がないですし、爪水虫に効かないという記載もない。
なんとなく、誤解を招くようなパッケージだなぁ～と思いました。
エクシブきわケアジェルの正しい使い方
エクシブきわケアジェルは爪水虫には何の効果もありませんが、爪水虫の予防には効果を発揮するでしょう。
爪水虫というのは、それだけ単独で発症することはほとんどありません。一般的な足裏の皮膚に住みついた水虫が広がってしまい、その白癬菌が爪の中まで侵入することで発症します。
ということは、どれだけ足の裏や指と指の間の水虫が重症だったとしても、爪の周りに白癬菌がいなければ爪水虫にはならないということ。
一度爪水虫になってしまうと、完治させるにはかなりの時間と労力を要します。もしまだ爪水虫になっていないとしたら、爪の溝の奥まで届いて白癬菌を殺菌する「エクシブきわケアジェル」を使ってみるのもいいかもしれませんね。
逆にもし爪水虫になってしまった人であれば、エクシブきわケアジェルは爪水虫には効果を発揮しないので、爪水虫専用のケア商品を使った方がいいでしょう。
エクシブきわケアジェルは「まだ爪水虫になっていない場合に、その予防対策として爪まわりに塗布する」という使い方が、一番正しいのではないでしょうか。
おすすめ記事
