爪水虫の治し方

エフゲンは爪水虫に効果なし?正しい使い方で爪水虫を完治させる方法

薬局で市販されている水虫薬の中でも、爪水虫(爪白癬)にまで効果がある商品は限られています。

そんな爪水虫に効くとされる市販薬のひとつに大源製薬の「エフゲン」があります。

ですが「エフゲンを使ったのに爪水虫が治らなかった!」というような口コミもあります。

 

実は私もその一人で、エフゲンを使い続けたのに爪水虫は治りませんでした…。

 

ですが、爪水虫が治らなかったのはエフゲンに効果がなかったからではありません。

使い方が間違っていたからなのです。

私自身の体験談を踏まえて、エフゲンで爪水虫が治らなかった理由と正しい使い方を紹介します。

エフゲンを買って使ってみたけど、爪水虫(爪白癬)は治らなかった…

こちらは、以前私自身が購入したエフゲンの画像です。

結構使ったので、薬液が半分以上減っています。

エフゲンは他の水虫薬と違って、専用の”ハケ”が付いているのが特徴的ですね。

このハケを使って、薬液を爪水虫に塗るわけです。もちろん、普通の水虫にも効果を発揮します。

 

裏側には使い方が記載されています。

[用法・用量]

大人1日1~2回適量を患部に、塗布します。

長年爪水虫に悩んでいた私は、この説明書に習い、1日に1度お風呂上りにハケを使って爪に塗っていました。

だけれど、数か月毎日使用し続けても、爪水虫はまったく改善されませんでした。

 

調べてみると、エフゲンで爪水虫を治療するにはちょっとした”コツ”が必要なことがわかりました。

私の爪水虫がよくならなかったのは、どうやら使い方が間違っていたからのようなのです!!

爪水虫を治療するには”爪床”の白癬菌を退治する必要がある

普通の水虫を治すのであれば、エフゲンをただ足の裏の患部にペタペタと塗るだけでOKです。

ですが、爪水虫の場合は勝手が違います。

爪水虫を治療するには、爪の表面に存在する白癬菌を退治するだけではダメです。

 

問題は爪の奥にある白癬菌に侵された爪床(そうしょう)

 

爪床は爪の下の、皮膚と爪の境目にあります。

血管が通っていて、爪に栄養を補給する役割を担っています。

爪水虫は爪の下にある爪床が白癬菌に浸食されているので、とっても治りづらいのです。

 

爪は硬いケラチンで出来ているので、薬液が表面にとどまり、爪床まで浸透しません。

お風呂上りの爪が柔らかくなるように、ず~っと患部に薬液を着けていれば爪の中の爪床にも有効成分は浸透するでしょう。

ですが、エフゲンにはアルコールが含まれていて揮発性が高く、患部に塗布してもすぐに蒸発してしまうのです。

 

つまり爪の表面にエフゲンを塗っても、爪の下にある爪床には届かないってこと。

 

足の裏に塗って水虫を治すのであれば十分ですが、爪水虫にただ塗っているだけではまったく効果なし!

では、どうすればいいのでしょうか?

エフゲンを水虫に侵された爪床まで浸透させる方法。

エフゲンを爪床まで浸透させるには、白癬菌に侵された爪をしっかりと取り除き、薬液を塗布した後にしっかりと密封する必要があります。

爪水虫になると爪が白濁したり黄色くなったりします。

その侵された個所を、できるだけ丁寧にヤスリや爪切りを使って取り除きます。そうすればその分、エフゲンの薬効成分が爪床に届きやすくなります。

爪を削る方法については、こちらの記事で紹介しています→爪水虫治療前にやっておきたい、白癬菌に侵された箇所をヤスリで削る方法と注意点。

白癬菌に侵された部分を取り除いたら、そこにエフゲンを塗布するのですが、先ほども申し上げた通り、そのまま塗ってもアルコールですぐに蒸発してしまいます。

 

そこで蒸発させずに患部にとどまらせるためにひと工夫。

エフゲンを染み込ませた脱脂綿を爪に押し付けて、それをバンドエイドなどで固定します。

その後、ラップで包んで密閉しましょう。

そうすれば、薬液がすぐに蒸発せずに、しっかりと患部に染み込むでしょう。

 

あるいは、エフゲンを患部に塗布した後に、サランラップで密封するだけという方法でもある程度は有効です。

こうすれば、エフゲンの蒸発を防ぐと同時に内部の湿度が高まり、爪への有効成分の浸透を助けることができます。(ただし、サランラップで密封するだけの方法は長時間放置すると臭くなる、というデメリットがあるので注意です!!)

 

これらの手順をお風呂上りに行い、この状態で数時間放置します。

 

これを毎日塗布し続ければ、爪水虫は治癒できるでしょう。

治療期間は最低でも半年。完全に完治させるには1年以上の期間が必要とされています。また、その効果には個人差もあります。

エフゲンを使った自宅でできる爪水虫治療まとめ

では、エフゲンを使った爪水虫治療法をまとめてみましょう。

①しっかりと爪水虫に侵された部分をヤスリで削り取る。

②薬液を爪全体に塗布してガーゼや脱脂綿を押し当てる。

③その上からラップをして薬液の蒸発を防いで、数時間放置する。

これを毎日続ければ、爪水虫が改善する可能性があります。

 

とはいえ、エフゲンを使った爪水虫治療にもデメリットもあります。

エフゲンの殺菌効果が強いので、爪周りの皮膚がボロボロになること。

いちいちラップをする必要があるので、メンドクサイってことです。

「靴下履くし、爪周りボロボロでもいいよ!」「毎日10本の指にラップを巻くよ、爪水虫が改善するなら!」という方なら、毎日継続すれば自宅でも爪水虫は治療できるでしょう。

エフゲンは薬局で売ってないことが多いので、購入するならAmazonなどのネット通販がオススメです。

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