爪水虫の治し方

爪水虫は手の爪にもうつるの?

「お父さんの水虫がうつったぁ~っ!!!!」

なんて悲劇はよく聞きますね。

水虫は100%、他人からの感染で発症します。

水虫が他人から他人に容易に感染するとしたら、自分の足から自分の手への感染もあり得ます。

自分の爪水虫が手の爪にも感染することがあるのでしょうか?

爪水虫は手の爪にもうつるの?

水虫の原因である白癬菌は感染力が強く、家族間でも簡単に感染してしまいます!!

もし足の裏が水虫になったとしたら、その白癬菌が爪に侵入して”爪水虫”になってしまうかもしれませんし、何らかのきっかけで白癬菌が手に付着したら”手水虫”になってしまいます。

頭皮に白癬菌が感染すると”しらくも”と呼ばれ、激しい痒みや抜け毛の原因になります。股間が痒くなる”いんきんたむし”も白癬菌の感染が原因です。

爪水虫だった場合、手の爪にも感染する確率が高いといえるでしょう!!

 

…というのはウソです。

 

爪水虫が手の爪に感染する可能性はほとんど無いといっていいでしょう。

 

先ほど「水虫は感染力が強い」なんて言いましたが、実は白癬菌はとても感染力が弱い菌です。

湿度が高い状態で何日も放置すれば、白癬菌が繁殖して感染することもあるかもしれません。ですが患部を毎日清潔に保っていれば、ほとんど感染することはありません。

頭皮は毎日皮脂が分泌されて、適度の保湿された状態です。そのため、他の部位よりは白癬菌が感染するリスクはあります。ですが日々お風呂に入って髪を洗えば、ほとんど感染することはありません。

股間のいんきんたむしも、股間に湿気がこもりやすいから感染リスクがあるだけで、普通にお風呂に入っていれば感染リスクはないでしょう。

 

手が白癬菌に感染する”手水虫”という病気もあるにはありますが、”しらくも”や”いんきんたむし”よりもさらに発症する確率低くなります。

手は常に、ある程度乾燥した状態にありますし、いろんなものに触れるので、そのたびに白癬菌が落ちていってしまいます。それにトイレに行ったら手を洗いますし、手の皮膚に白癬菌が感染するほどの時間はありません。

たとえば、仕事上の理由などで1日中手袋をしなければならず、手が常に湿度が高い状態であれば、手水虫になる可能性もあります。が、たとえ1日中手袋をしていたとしても、ちゃんと手を洗っていれば手水虫にはなりません。

 

では手の爪は”爪水虫”になるかというと…そのリスクはさらに低くなります。

 

爪は硬いケラチンで出来ているので、白癬菌が感染するには長い時間がかかります。

手の爪が”爪水虫”になるには、まず手が白癬菌に感染する必要があります。指先まで白癬菌に侵され、爪が24時間白癬菌と触れる状態であることが必要。その状態のままで何年も経過することで、やっと爪が爪水虫になるのです。

たしかに手の爪も爪水虫になる可能性はあります。

ですが、それは現実的に考えてかなり可能性は低いと思います。

 

可能性はゼロではありませんが…1日に1度、石鹸で手を洗うだけで、手の爪が爪水虫になるのをほぼ100%予防できるでしょう!!

 

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