爪を綺麗にする方法

爪が黄色く変色する4つの原因と綺麗な爪を取り戻す方法

健康な爪は薄いピンク色をしていて、表面も艶やかです。

ですが、何らかの理由で爪が黄色に変色してしまうこともあります。

今回は手の爪や足の爪が黄色っぽく濁ってしまう4つの原因を紹介したいと思います。

爪が黄色く変色する意外な原因とは?

①加齢

加齢によって爪は変化していき、自然と黄色く濁っていきます。

これは老化現象のひとつであり、ある程度は仕方のないことと言えるでしょう。

高齢者の爪を見てみても、若いころのように薄くてピンク色で綺麗な爪を持つ人は珍しいです。

ほとんどの方は表面がガサついていたり、分厚くなっていたり、黄色や白色に濁っていたりします。

もしあなたが「高齢者」の部類に入るのなら、爪が黄色く変色してしまったことを受け入れるしかないでしょう。老化現象なのだから仕方ありません。

②マニキュア

レッド、イエロー、ピンクにブラック、いろんな色のマニキュアを頻繁に、しかも長いこと爪に塗っていると、その影響で爪が変色することがあります。

マニキュアに使われている色素が爪に沈着してしまうことが原因です。

特に古いマニキュアを使い続けていると爪の変色の原因になりやすいので注意が必要です。

もし爪の表面が汚くなってきたら、しばらくはマニキュアをおやすみした方が無難ですね。

爪にネイルケアオイルをしっかりと塗って保湿し、健康的な食生活を送り、ぐっすりと眠れば、再び健康な淡いピンク色の爪を取り戻せるでしょう。

ただし、爪が伸びるまで少し時間を要するかもしれませんが。

③爪水虫(爪白癬)

足の裏がめっちゃ痒くなる水虫は白癬菌というカビの一種が、足の皮膚(角質層)をエサにして繁殖することが原因で発症します。

この白癬菌が皮膚ばかりか爪の中まで侵入すると、爪水虫(爪白癬)になってしまいます。

爪なので普通の水虫のような痒みはまったくありませんが、爪が変色したり変形したりして、見た目がすごく汚くなります。

白く濁ったり分厚くなったりもするのですが、爪の色が黄色く変色してしまうこともあります。

もし長年水虫に悩んでいて、足の爪が黄色く変色してきたとしたら、爪水虫の疑いが濃厚でしょう。

 

ちなみに手の爪の方は、手の平に水虫が感染すること自体、ごく稀のため、ほとんどあり得ないといっていいでしょう。

万が一爪水虫になってしまった場合は、の皮膚科を受診して内服薬か外用薬で治療します。爪が生え変わる6か月~1年くらいの長期間、治療を続けなければならないので結構大変です。

④黄色爪症候群(おうしょくそうしょうこうぐん)

画像参照:両側胸水を認めた黄色爪症候群の1例(日本呼吸器学会)

黄色爪症候群はその名前の通り、手の爪や足の爪全体が黄色く変色してしまう病気です。

爪水虫が原因ですべての爪が同時に変色することは珍しいです。私自身も爪水虫ですが、人差し指の爪は健康なままですし、爪水虫の進行度合いも爪によってまちまちです。

ですが、黄色爪症候群はすべての指の爪が黄色く変色するのが特徴のひとつ。

また爪全体が黄色くなるだけでなく、爪の成長が遅くなったり、爪が爪床部と離れてしまったり、分厚くなったりといった変化も現れます。

ですが、黄色爪症候群の病変は爪の変化だけにとどまりません。

爪の変色と共に「リンパ浮腫」や胸水・慢性気管支炎・肺炎などの「肺病変」も併発するリンパ系の異常が原因の疾患なのです。

発症原因は未だに明確にはわかっていませんが、遺伝的な体質と環境によって発現するようです。

黄色い爪を綺麗にするには、病院に行ってちゃんと治療をする必要がありますね。

爪が黄色く変色しないために注意するべきこと

爪が黄色く変色するのを防ぐには、適切に爪をケアしたり、爪に変化がないかをチェックするのが大切です。

もし何らかの変化が現れたら、すぐに適切な対応をすれば、長引くことなく爪を綺麗な状態に戻すことができるでしょう。

 

足の爪であれば、足の大きさにフィットしたサイズの靴を履いたり、いつもきれいな靴下を着用するのを心がけます。

爪は伸びすぎないように定期的に切るのも大切ですが、深爪をし過ぎるのもダメ。

紫外線の浴びすぎも爪の変色の一因になるので注意しましょう。

一番大切なのは、お風呂などで爪を良く洗って清潔に保つこと。不潔にしていたり、湿気が多い状態で放置しておくと、爪の変色の原因になります。

 

爪が黄色く変色していても、多くの場合、正しく対処すれば綺麗なピンク色の爪は取り戻せるでしょう。

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