水虫薬は基本的に夜、入浴後に足の患部に塗布します。
水虫の原因である白癬菌は自分が痒いと思っている場所以外にも、広範囲に広がっていることが多いため、少し広めに塗るのがポイントです。
でも、水虫薬を塗った後はどうしているでしょうか?
足の裏に水虫薬を塗布した後に、そのままの状態で家の中を歩き回ったら・・・?
薬が床についてしまうし、患部から取れてしまいますよね。
だとしたら薬を塗った後にすぐに靴下を履く方がよいのでしょうか?
靴下を履いた方が、床に薬がつかないし、有効成分も取れないし、なんとなく良いような気がしますね。
今回は、水虫薬を塗った後の正しい対処法を紹介します。
水虫薬を塗った後の正しい対処法
水虫薬を塗布した直後に靴下を履くのは、半分正解で半分は間違いです。
知っての通り、水虫の原因である白癬菌は湿気が大好き!
乾燥する冬は症状が出なかったのに、梅雨時や湿気の多い夏に水虫の症状が出始めるのはそのためです。
なので、水虫薬を塗布した後とはいえ、湿気のこもる靴下は履かない方が正解です。
お風呂に入った後に水虫薬を塗って、そのまま素足で眠るならいいのですが、実際はそうはいきません。お風呂から就寝まで、家の中を歩き回る必要もあるでしょう。
基本的に少しくらい歩くのは平気ですし、あまり問題はありません。
ですがもし気になる場合は、薬を塗った直後に靴下を履いて、眠るときに脱ぐのが良いです。
そうすれば、眠っている間に靴下に湿気がこもり、水虫が悪化することもありません。
科学的にも睡眠時に靴下をはかないほうが熟睡できるといわれています。
深く眠るには手や足の先から熱を放出して、全体の体温を下げる必要があるのですが、靴下を履いていると足先の熱放出が阻害されてしまうのです。
足先を乾燥させるため、熟睡するためにも、眠る際は靴下を履かないようにしましょう。
朝に水虫薬を塗った場合は?
現在販売している多くの水虫薬は1日1回でも十分に効果を発揮します。
ですが、中には1日2回の塗布を推奨している商品もありますし、1日1回でOKの水虫薬でも1日2回塗布した方が効果は高まるでしょう。
もし1日2回塗布する場合は、1度目はお風呂に入った後ですが、2回目は朝起きた後です。
朝起きた後に、しっかりと水虫薬を塗布します。
その後も、基本的には湿気のこもる靴下は履かない方がいいです。ですが、もし仕事や学校に出かける必要があるのなら靴下を履きましょう。
できれば五本指ソックスがいいですね。五本指ソックスであれば、指と指の間が蒸れてしまうのを避けることができます。
もし、今日一日どこにも行かないよ!ず~っと部屋にいるよ!ということであれば、水虫薬を塗布した後でも素足ですごすことをお勧めします。
歩き回って水虫薬が落ちてしまうリスクよりも、靴下を履いて湿気がこもる方が、より水虫を悪化させてしまうでしょう。
水虫と靴下のポイント
では、水虫と靴下についてまとめてみましょう。
①水虫薬の塗布はお風呂に入った後に!
②靴下は基本的には履かない方がいい!
③もし水虫薬塗布後に靴下を履く場合も、眠るときは素足で眠る!たとえ寒い冬だったとしても
④どうせ履くなら五本指ソックスがオススメ!
水虫を改善させるためには、足の裏を乾燥させた状態に保つのがとても大切です。
靴下も履き過ぎないように注意したいですね。
オススメ記事:ホントに足の裏が綺麗になる?クリアフットヴェールを使ってみた感想と状態の変化
水虫は放置しておくと爪をぼろぼろにしてしまう
足の裏の水虫を放置しておくと、その原因菌である白癬菌は爪の中まで侵入してしまいます。
そうなると足の爪がボロボロになったり、変色したり、分厚く変化したり、見た目が汚くなります。
普通の水虫のように痒みがないので気が付きづらいのですが、高齢になればなるほど水虫と同時に爪水虫も発症している割合は高くなります。
爪水虫はいちど発症してしまうと、自分の努力ではなかなか完治が難しいもの。
爪水虫になる前に、しっかりと足をケアして水虫を治療してしまいましょう!!
おすすめ記事