水虫の原因である白癬菌は、夏の暑くて湿度の高い時期に活発化し、冬の寒くて乾燥した時期には活動が低下します。
夏には足の指と指の間がジュクジュクして痒くても、冬になるとサラッとして痒みもなくなります。
「あ~よかった!水虫治った~」
なんて水虫治療を止めてしまうと・・・翌年の夏に水虫の症状がまた現れてしまいます。
毎年毎年、この繰り返し・・・なんて方もいるのではないでしょうか?
この不毛なサイクルを止めて、完全に水虫を完治させるには、冬の水虫治療が重要になってきます。
なぜなら、冬に水虫の症状が収まっても、それは水虫が治ったわけではないからです。
寒さと乾燥で白癬菌が休んでいるだけ。
足の皮膚の奥で、白癬菌は復活の時をジッと待っているのです!!
水虫が完治しないのは冬のせい!?
ドラッグストアや薬局の店頭を見ると、夏には水虫薬が前面に並べられていますが、秋から冬にかけては風邪薬にシフトしていきます。
つまり、夏には水虫薬の需要が増えてよく売れる。
冬には水虫薬の需要が落ち込み、売れなくなるということです。
夏に水虫治療を初めて、冬に水虫治療をやめてしまうってこと。
水虫が再発を繰り返すのは、ここに原因があります。
水虫の治療を開始してから完治するまでは、最低でも半年以上はかかります。
夏に水虫が発症して痒くてたまらなくなり、水虫薬を買ってきて使い始める。それから数か月使い続けて、だんだんと症状も収まってくると・・・ちょうど秋になり冬になります。
そうすると、もう痒みもないし、見た目もまったく綺麗になります。
ここで、水虫が完治したと勘違いしてしまう。
これが水虫が再発する原因です。
冬は水虫の症状が治まり、痒みがなくなるもの。それを知っていれば、綺麗な足の皮膚に、まだまだ白癬菌が残っている可能性があることがわかるでしょう。
冬の水虫治療で大切なこと
冬の水虫治療で大切なこと、それはたとえキレイで痒くない足だったとしても継続して水虫薬を使い続けることです。
しかも、水虫の症状が収まっている分、どこが水虫なのかもわからなくなっていると思うので、より広範囲に水虫薬を塗布する必要があります。
これを根気よく、寒くて乾燥した冬に続けることが出来れば、ただでさえ活動が活発でない白癬菌に止めを刺すことができるはずです。
翌年の春になり、次の夏になることには水虫が完治している可能性も高いでしょう。
白癬菌はとってもしつこい菌です。
痒みがなくなって見た目がキレイになるってことは、白癬菌がかなり減ってきているということ。そこで止めると、また皮膚の奥で白癬菌が増殖して、せっかく減らしたのにまた最初からやり直し。
しつこい白癬菌を駆逐するために、水虫治療もしつこいくらい継続して行いましょう!
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