爪水虫の治し方

爪水虫と間違えやすい、足の爪が変色したり変形する病気とは?

爪水虫(爪白癬)は通常の足の裏に発症する水虫とは違い、痒みを伴いません。

そのかわり、爪が分厚く変形したり、濁った白色や黄色に変色したりします。重症化すると黒く変色したり、痛みを伴うこともあるようです。

ですが、自分の爪の色が変な色になったからと言って、「爪水虫にになってしまった!!」と考えるのは早計かもしれません。

足の爪は様々な原因で変色する可能性があり、変色した爪を爪水虫と診断するのは専門医でも難しいからです。

きちんと白癬菌がいそうな部位から検体を採取して、それを培養して白癬菌の存在を確認できないと、爪水虫であると確実には言えません。

 

自分の足の爪が変色したり変形したからと言って、自己判断で爪水虫だと判断するのは禁物です。もしかしたら、爪水虫ではない、まったく別の爪の病気かもしれません。

今回は、爪水虫と間違えそうな爪の病気を紹介します。

爪が分厚く変形したら?

爪水虫の症状のひとつに、爪が分厚くなる事が挙げられます。

初期の爪水虫なら気になりませんが、症状が進行してくると全体に濁った色の分厚い爪になってしまいます。

そんな症状ととてもよく似た爪の病気が「厚硬爪甲」です。

厚硬爪甲は、その名の通り、爪が厚く硬くなってしまう爪の病気。

何かに足爪を強くぶつけてしまうことが原因で発症することもあるし、爪を切り過ぎてしまった後に指の肉に引っかかって伸びることが原因でなってしまうこともあります。

サイズの合わない靴を履き過ぎて、不自然に爪に力がかかることが原因であったり、たんぱく質などの栄養が不足しているために、爪の成長が阻害され、不自然な形で成長してしまうことも原因となります。

もし足の裏が水虫ではないのに、爪が分厚く汚くなってきたら厚硬爪甲かもしれません。

 

当サイトで紹介している爪水虫ケア商品「クリアネイルショットα」には、爪を健康的に早く伸ばす効果のあるポリアミンや、爪を保護するアボカドオイルが配合されています。厚硬爪甲にも一定の効果がある可能性がありますが、やっぱり確実に治療したいのなら医療機関を受診するのがオススメですね。

足の爪が黄色に変色したら?

足の爪全体が記録変色した場合、黄色爪症候群の可能性があります。

黄色爪症候群は慢性的な副鼻腔炎、慢性的な気管支炎、気管支拡張症、肺炎などの症状で現れます。

見た目が爪水虫の症状と似ているので、勘違いしてしまう可能性もあるでしょう。判断方法としては、黄色爪症候群の症状はすべての足爪にあらわれることが多いですが、爪水虫はすべての爪に発症するのはまれです。

改善するには爪に何らかの薬を塗るという方法ではなく、原因である病気の治療をする必要があります。

通常、爪の病気は皮膚科を受診するのが基本ですが、黄色爪症候群であれば呼吸器内科を受診する必要があるでしょう。

足の爪が黒く変色したら?

足の爪が黒く見える場合、爪の下で出血している「爪下出血」が考えられます。

足爪に重いものを落としてしまったり、ドアやタンスの角にぶつけたり、何らかの外部からの衝撃で発症します。

基本的には自然治癒しますが、黒い血の塊が大きい場合は強い痛みが伴う場合もあります。その場合は、血を抜く治療を行うことができるので、近くの医療機関を受診しましょう。

足の爪が緑色に変色したら?

足の爪が緑色に変色している場合、足の爪と皮膚の間に緑膿菌(りょくのうきん)が繁殖している可能性があります。

緑膿菌は、その名の通り緑色をしています。緑膿菌が繁殖した足爪は、その見た目から「グリーンネイル」と呼ばれます。

緑膿菌自体は、どこにでもいる無害な常在菌のひとつです。ですが、体の免疫力が低下している場合は、爪で繁殖してしまう可能性があります。ずっと付け爪やマニュキュアを付けていると、爪の表面の湿度が高くなり、緑膿菌が繁殖していしまう可能性もあります。

足の爪はなるべく乾燥させた状態を保ち、睡眠不足や栄養不足にならないよう心がければ、グリーンネイルになることはないでしょう。

万が一、グリーンネイルになってしまった場合は、皮膚科を受診して治療しましょう。

爪水虫を見た目で判断するのはとても難しい

爪水虫だと思って治療をしても、思うように効果が出ない場合、そもそも変形した爪や変色した爪の原因が白癬菌ではない可能性もあります。

もしそうであれば、爪水虫対策の効果が現れないのも当然の話ですね。

爪水虫を見た目だけで判断するのは、皮膚科の専門医でも困難です。

もし自分の足爪の変形がホントに爪水虫なのかどうかを知りたい場合は、皮膚科を受診して爪に白癬菌がいるかどうかちゃんと調べてもらうのが確実だと思います。

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