水虫や爪水虫を予防するには足を清潔に保つ必要があります。
特に仕事などで1日中靴を履く必要がある場合、靴の中に湿気が溜まってしまい、水虫の原因である白癬菌が繁殖する原因になります。
水虫の治療や予防には、靴の中の環境を清潔に保つことが大切ですね。
でも、靴って服とは違ってなかなか洗うこともできないし、洗うにしてもどうやったらいいのかわからない…。
というわけで、水虫を予防するための革靴やスニーカーのケア方法を紹介します。
革靴の白癬菌を殺菌する2つの方法
革靴は他の靴と違って、なかなか水洗いすることができません。
そのため、水虫対策に特別なケアをする必要があります。
オススメは靴乾燥機を使って革靴の中をカラカラに乾燥させること。
水虫の原因である白癬菌は、乾燥した環境と高熱に弱いという特徴を持っています。
白癬菌は42度以上の熱でも死滅するので、靴乾燥機程度の温風でも十分に効果があるのです。
関連記事:水虫を熱で退治する「局所温熱療法」のやり方と注意点
靴乾燥機をしっかりと使えば、靴の中、繊維の中まで十分に熱することができます。42度まで熱を加える必要があるので、使う靴乾燥機のパワーにもよりますが、最低でも20分くらいは乾燥させた方がいいでしょう。
革靴の中は湿気が溜まりやすく、白癬菌の繁殖に適した環境です。
数日に1度くらいの頻度で靴乾燥機にかければ、水虫や爪水虫を効果的に予防してくれると思います。
ちなみに天気の良い日に革靴を天日干ししても、白癬菌に対してはあまり効果は期待できません。(やらないよりは遥かにマシですが)
確かにある程度は効果はあるでしょうが、日光だけで靴の奥が42度以上になるのは難しいです。白癬菌を殺菌するにはしっかりと靴乾燥機を使うのが大切ですね。
そしてもうひとつは、天然のハーブを使った方法です。
多くのハーブには殺菌作用があり、大昔から薬として使用されてきた歴史があります。
特に白癬菌に効くと言われているのが「レモングラス」や「ティーツリーオイル」です。
オススメ記事:ティーツリー油を使った爪水虫の治し方のコツ
これらのハーブの精油(オイル)には白癬菌に対する抗真菌作用があります。
このアロマオイルを使って革靴の中を殺菌するのですが、やり方は簡単です。
①綿やティッシュにアロマオイルを少しだけ染み込ませる
②それを革靴の中に入れておく。
③アルミホイルなどを使って密閉する。
④一晩置いておく
こうすると、靴の中でアロマオイルが蒸発して靴の中の白癬菌を根こそぎ殺菌してくれます。
同じ殺菌作用を持つ商品に、靴専用の除菌抗菌スプレーなどがありますが、白癬菌に対してはあまりオススメできません。
除菌スプレーを噴射すれば、確かに除菌液がかかったところは殺菌できます。ですが白癬菌が繁殖している靴底の奥や、繊維の中にまでその効果を浸透させるのは難しいからです。
革靴の中に繁殖している白癬菌をしっかりと殺菌したのなら、除菌スプレーよりもアロマオイルの方がオススメですね。
水虫を予防するためのスニーカーのお手入れ方法
では次に、スニーカーの白癬菌を退治する方法です。
スニーカーは水洗いしても問題ないので、革靴よりも簡単です。
洗剤を使ってゴシゴシと洗って、後は乾燥させるだけ。
ポイントは革靴と一緒で、靴の中を芯から熱するために自然乾燥ではなく靴乾燥機を使うこと。
そうすれば、靴の中の白癬菌をしっかりと退治できるでしょう。
汚れが気になる場合は、洗剤や重曹を使って付け置き洗いをするのもいいですが、特に白癬菌を殺菌するためならティーツリーオイルの希釈液を使うのもオススメです。
ティーツリーオイルの希釈液は0.3%程度の濃度でも白癬菌を殺菌することができます。
1リットルに対してたったの3ccで大丈夫。
1時間ほど浸けて置いたら、あとは水洗いして靴乾燥機にかけるだけ。革靴よりも簡単ですね。
水虫予防のための靴ケアまとめ
水虫や爪水虫を予防するには、足を清潔に保つよう心がけるとともに、靴もキレイにしておかなければなりません。
革靴は靴乾燥機を使って乾燥させたり、アロマオイルで除菌するのが有効です。
スニーカーはしっかりと洗剤で洗って靴乾燥機で乾燥させましょう。
革靴やスニーカー以外にも靴にはたくさんの種類がありますが、基本的な水虫ケア方法は一緒なので、今回紹介した方法を参考にすれば大丈夫だと思います。
靴の中が雑菌まみれだと、たった1日靴を履いただけでも足の裏がめちゃくちゃ臭くなります!!
歩けば歩くほど足の裏も汗をかきますし、靴の中はムレムレに。
まさに雑菌や白癬菌の天国状態です。
足の指と指の間や足の裏をお風呂でしっかりと洗っても、意外と臭いが残っていたり、完全に殺菌できないものです。
汚い足は水虫や爪水虫のリスクを上げてしまうでしょう。
ですが、毎日キレイな靴を履くことで、足を清潔に保つことができると思います。
まだ水虫じゃない人も、水虫で困っている人も、是非とも試してみてください。