爪水虫(爪白癬)を予防するためには、爪周りを清潔に保つのが重要です。
また、爪水虫を治療するために水虫薬を塗っている場合も、爪を清潔に保つのはとっても大事。爪が汚かったら、せっかくの薬が患部に浸透するのを邪魔してしまいます。
今回は、爪をキレイにする、とても簡単な方法を紹介します。
爪の周りをキレイにするには歯ブラシを使おう!
爪周りをキレイに掃除するには、使い終わった歯ブラシを使うのが最適です。できれば、硬いものではなく柔らかいものを使いましょう。
歯ブラシを使って爪の側面や付け根、先端を力を入れずに丁寧にブラッシングします。強くやりすぎると、皮膚や爪の表面が傷ついてしまい、そこから白癬菌が侵入してしまう場合もあるので注意!あくまでも優しく洗うのがポイントです。
石鹸をよ~く泡立てて、その泡を使って優しくブラッシングしましょう。
爪を掃除して爪水虫を予防しよう!
爪と皮膚との間には溝があり、普通に指で洗っていては奥まで汚れが落とせません。
この汚れを放っておくと白癬菌のエサになってしまいます。爪と皮膚の溝の部分に白癬菌が侵入し、そこに汚れなどがあって白癬菌が繁殖したとしたら・・・近いうちに白癬菌が爪の中にまで侵入して爪水虫(爪白癬)になってしまうでしょう。
一度爪白癬になってしまうと、普通の水虫よりも段違いに治療が難しくなるので注意が必要です。
もし「水虫なんだけど、まだ爪水虫にはなっていない」って状態だとしたら、特に爪周りの掃除は重要ですね。
爪水虫を治療しているなら、爪をきれいに!
私は爪水虫を改善する効果のあるクリアネイルショットαを、毎日爪や爪の周りに塗っていますが、その前にちゃんと爪をキレイにすることを意識しています。
爪の周辺をきれいにしておくことは、爪水虫の治療にとっても重要なのです。
爪水虫は皮膚の白癬菌が爪にまで侵入することで発症しますが、その感染経路の90%以上が「爪の側面」か「爪の先端」からになります。
爪水虫の表面を見るとわかると思いますが、側面から白く変色していくことが多いです。つまり、爪水虫の白癬菌は爪側面の奥底にたっくさんいるので、そこを重点的に攻めるべきなのです。
もし汚れたまま、その上から水虫薬を塗布しても、その効果は半減してしまうでしょう。溝に汚れがたまっていたら、白癬菌のエサにもなってしまうでしょう。
爪の周りをきれいにすることは、爪水虫の予防に大切ですが、むしろ爪水虫の治療中にこそ爪周りを常に清潔に保つべきだと思います。
お風呂にブラシを用意しよう
爪をきれいにするには、専用のネイルブラシも販売していますが、使い終わった歯ブラシを再利用してもいいと思います。
爪の掃除は1日に1回で十分。お風呂に入っているときに、身体を洗うついでに爪の掃除もしてしまいましょう。
お風呂に爪をキレイにするブラシをひとつ用意して、爪水虫対策に爪掃除を行ってみてください。